一方、「繰り返しの機能 」は、まだ返してもらっていません。これを弁当箱で再現できないと返してもらえないのです。
「繰り返しの機能 」について忘れてしまった方も多いと思うので、ここで復習をしましょう。
まず、こちらの計算箱をご覧になり、実行 を押してみてください:
結果は になりました。この計算箱は、下の の左側に があるので、 が4回繰り返されるのです。
こちらも復習になりますが、ラムダ村の村人たちにとって、計算箱の「繰り返しの機能 」は、大きな数の足し算や引き算をするときに欠かせない機能でした。
たとえば、 を計算したい場合、繰り返しの機能を使わないと、 を10回配置する必要があります。
しかし初級その2でもやった通り、 の数が増えると、 の数を間違えてしまう可能性があります。そうすると、正しい計算ができません。
一方、繰り返しの機能を使えば、 といった計算も、以下のようにシンプルになります。 の数を間違えることもありません。
このように繰り返しの機能を使えば、 や を数え間違えることなく、確実に足し算や引き算を行うことができます。だからこそ、繰り返しの機能はラムダ村で重宝されていたのです。
ラムダ村の村人たちは、計算箱の「繰り返しの機能 」を 悪魔から返してもらうべく、弁当箱で繰り返しの機能を再現しようと頑張っていました。
しかし、あまり上手くいってないようです。
うーん、どんなに考えても、計算箱の「繰り返しの機能 」を弁当箱で再現することができない…
サヤちゃん、何か思いついた?
サヤも、さっぱり分からないなあ…
サヤちゃんでも分からないなんて…もうお手上げだ!
すると、悩んでいる村人たちのもとに、悪魔の助手の ミニオンがやってきました。
みなさん、なかなかお困りのようですね。よければ、ヒントを出しましょうか?
おお、ミニオン!お願いだ、ヒントを教えてくれ!
分かりました、ではまず、計算箱の「条件分岐の機能 」について教えましょう。
「条件分岐の機能 」だって?何だそりゃ?
まず、こちらの計算箱をご覧ください。
なんだこれは?
なんだか、信号機 みたいだ…
まず、それぞれの には数字を入れることができます。同じ数字を入れても構いませんし、違う数字を入れても構いません。
例を紹介しましょう。こちらをご覧ください。
次に、 にそれぞれどんな効果があるか説明する前に、この計算箱を実行してみましょう。
実行 を押してみてください:
になった!
では、どうしてこうなったか説明しますね!
「条件分岐の機能 」はまず、下の部分 に入っている数字が かどうかチェックします。
下の部分 に入っている数字は だね。
そうですね。
なるほど、だから が残るのか!
では、もうひとつ例を紹介します。こちらは、 クイズ にしてみましょう。こちらの計算箱をご覧ください。
質問: これを実行 すると、最終的に以下のようになるでしょうか?
分からなくても大丈夫です!
適当に勘で答えてみてください。